こんにちは、Chiritsumoです
最近、早期退職希望者募集が増えているように感じます
景気が悪化の局面に入ってきたからなのか、それとも終身雇用崩壊加速の動きなのか・・・
2019年に入って発表されたリストラ案件をチェックしながら早期退職割増金の動向を確認していきます
今回は、そんな話です
募集した企業
早期退職割増金とは、退職金を割り増しする代わりに自主退職を募り人員を削減する仕組みです
ざっくり言うとボーナスの出るリストラですね。表向きは本人が募集に応募するという形です
2019年に入って早期退職を募集した主な企業を見てみます
コカコーラボトラーズ 業種:飲料 募集人数:750人(応募950名) 対象年齢:45歳以上正社員 関連費用:87億(915万円/人) 退職日:2019年4月30日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190416-00000118-kyodonews-bus_all
日産自動車 募集人数:約4,800人 関連費用:約400億(833万円/人) 退職日:未定(2022年度までに)
ちなみにこれにより年あたり約300億の経費削減になるということなので、早期退職募集対象者一人当たりの年収は約625万円ということになります
早期退職割増金は年収のたった1.33倍しか出ないんですね・・・
時事ドットコム
ジャパンディスプレイ 募集人数:約1200人(応募1266名) 対象年齢:40歳以上社員 関連費用:81億(640万/人) 退職日:2019年9月30日まで
中外製薬 募集人数:特に定めず(応募172名) 対象年齢:45歳以上正社員 関連費用:51億(2965万円/人)※72ヶ月分?特別加算金 退職日:2019年6月30日まで
割増金金額としてはかなり良さそうです。
2019中外製薬がリストラ断行!過去最高利益達成の製薬会社に何が?!
2019年中外製薬がリストラ(早期退職)を実施致しました。オンコロジー領域が強みで今後のパイプラインが豊富な中外製薬に何があったのでしょうか?現在の製薬業界を取り巻く環境の変化を踏まえて検証して参ります。
協和発酵キリン 募集人数:特に定めず(応募296名) 対象年齢:45歳以上正社員 関連費用:51億(1723万円/人) 退職日:2019年6月30日まで
協和発酵キリンの希望退職者募集に296名が応募、定員定めず 国内リストラ - 不景気.com
東証1部上場で医薬品やバイオ事業を手掛ける「協和発酵キリン」は、2月5日付で公表していた希望退職者の募集に296名が応募したことを明らかにしました。 対象となったのは45歳以上かつ勤続5年以上の社員で、退職日は6月30日の予定です。募集定員を定めずに実施したな
東芝デバイス&ストレージ 募集人数:350人 関連費用:64億(1828万円/人) 退職日:未定(2019年9月末までに)
東芝の早期退職優遇制度に823名が応募、想定は下回る 国内リストラ - 不景気.com
東証2部・名証2部上場の電機大手「東芝」は、2018年11月8日付で公表していた早期退職優遇制度に823名が応募したことを明らかにしました。 内訳は、「東芝」の募集人員200名に対し応募者数が339名、子会社の「東芝エネルギーシステムズ」の募集人員800名に対
カシオ計算機 募集人数:特に定めず(応募156名) 対象年齢:45歳以上正社員、50歳以上管理職 関連費用:26億(1666万円/人) 退職日:2019年6月20日までに
同社が早期退職募集を行うのは初らしい
割増金金額としては最低でもこのくらい欲しいところです。
自分としては2000万円以上欲しいですね
などなど、かなりリストラの強風が吹き荒れているという感じです
カシオの早期退職に156名が応募、特損26億円 国内リストラ - 不景気.com
東証1部上場の電機メーカー「カシオ計算機」は、1月31日付で公表していた早期退職優遇制度に156名が応募したことを明らかにしました。 国内営業部門およびスタッフ部門に在籍する勤続10年以上の社員の内、45歳以上の一般社員および50歳以上の管理職社員を対象として
45歳以上はクビ!? NEC、富士通、コカ・コーラetc.でリストラが進行中 | 日刊SPA!
70歳までどう粘るべきか?時代の変わり目に合わせるかのごとく、企業の“人切り”が急速に進む昨今。その犠牲になろうとしているのが45歳以上の会社員たちだ。「人生100年、70歳まで現役」が標準化されよ…
【早期退職者募集】早くも10社超え、Aiming・東芝・日産も追随へ | M&A Online - M&Aをもっと身近に。
早期・希望退職者を募集する動きがじわりと広がっている。大型連休が明けて、オンラインゲーム開発のAimingが40人程度、東芝は半導体関連子会社で約350人の早期退職者募集を発表。2019年に入って募集を発表した企業数はすでに10社を超える。
まとめ
先日の経団連会長の終身雇用はもう守れない発言と合わせて考えると、もう終身雇用崩壊が始まっているのかもしれません
だとすると儲かっているときに、しっかり従業員に還元してもらいたいですね!
早期退職割増金のデフレが起こらないよう、労働者側も主張していかないとですね
それでは、また。
Chiritsumo