こんにちは、Chiritsumoです
まどみちお さんの「ぼくがここに」を読んで
心に残りましたので、感想を綴っていきます
今回は、そんな話です
まどみちお さん紹介
1909年山口県都濃郡に生まれ、2014年(104歳)で亡くなられた男性の詩人です
代表作品
童謡「ぞうさん」「一年生になったら」ほか
皆が知っている童謡ですね
その中でも今回紹介するのは、「ぼくがここに」という詩です
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ぼくがここに
内容は下記になります
ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも
ぼくに かさなって
ここに いることは できないもしも ゾウが ここに いるならば
そのゾウだけマメが いるならば
その一つぶの マメだけ
しか ここに いることは できないああ このちきゅうの うえでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
どんなものが どんなところに
いるときにもその「いること」こそが
なににも まして
すばらしいこと として詩集 「ぼくがここに」より
まとめと感想
この詩は非常にシンプルな言葉で、誰にでもわかる事実で「存在していること」とはどういうことかを語りかけてきます
そして、存在していること自体を
「ちきゅうのうえではだいじにまもられている」
という優しい言葉で、肯定しています
小さい子供に語りかけているようで、子供から大人まで、年齢に関係なくすべての人に対して響く詩なのではないでしょうか
仕事や人生で悩みを抱えた時、自分の場合自己否定をしがちで悪い方悪い方へ考えがちですが、この詩が気持ちを軽くしてくれます
自分自身の「存在意義」や「生きる価値」を考えて失望したり悩んだりすることが多い現代の社会人にとっても、今そこにいること自体が特別に祝福されていることであると感じることができる、そんな詩だと思います
悩んだ時に、ちょっと気持ちを軽くしてくれる、そんな詩の紹介でした
それでは、また。
Chiritsumo
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