茨木のり子「自分の感受性くらい」感想

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こんにちは、Chiritsumoです

茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」を読んで

心に残りましたので、感想を綴っていきます

今回は、そんな話です

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茨木のり子さん 紹介

1926年大阪府大阪市に生まれ、2006年(79歳)で亡くなられた女性の詩人です

若い多感な時期が戦時下であり、19歳の時に終戦を迎えています

その体験の影響が、詩にも多く見られます

茨木のり子さん紹介(wikipedia)

その中でも今回紹介するのは、「自分の感受性くらい」という詩です

自分の感受性くらい

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自分の感受性くらい、自分で守れ。ばかものよ

内容は下記になります

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

詩集 「自分の感受性くらい」より

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まとめと感想

この詩は、「人のせいにするな」という自分に厳しい詩です

これは、戦時を経験してきた作者の環境も影響しているのでしょう

一方で、自分はいろいろなことを時代や会社のせいだと考えているし、自分が全て悪いとも考えていません。全てが自分のせいだと考えると、自分の場合は心が持ちません!!

そういう意味では、この詩でダメ出しを食らっている側の人間でしょう

そんな自分が、何故この詩が気になったのか?というと

最後の3行の

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

これが響いたからです

作者も言いたかったのはこの3行で、前段は飾りのようなものでしょう

自分がどうありたいか、どうしたいかを棚にあげて何も行動せずに愚痴を言っているだけのサラリーマンで人生終わりたくないなと最近思うようになってきました

これは、他人に対してではなく、自分自身に対して思っていることです

自分らしく自分のやりたいことを大切にする生き方をする

それを実現するために、アーリーリタイアを実現させる

ということが、自分の感受性を自分で必死に守ろうとしていたのかなと、ふと思ったのです

この詩は、自分にとって大切なものを大切にしろと言ってくれる励ましの唄なのです

皆さんにとっての、励ましの唄は何ですか?

それでは、また。

Chiritsumo

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