こんにちは、Chiritsumoです
憧れのアーリーリタイア ですが、普通の人と違う生き方となるためリスクを伴います
リスクを認識していれば、対策や準備が出来る事もあります
また、リスク関連情報に敏感になることで、先回りして変化に対応することもできるかも知れません
そんなアーリーリタイア のリスクを棚卸ししたいと思います
今回は、そんな話です
資産価値目減りのリスク
アーリーリタイア を計画するにあたり、皆さん様々なシミュレーションを行って生活費を試算し必要資産を設定していると思います
私もそうです
リタイア 生活では、想定外の事が起こって計画から外れてしまうと、確実な収入がないためにリカバリーする力が非常に弱い状態となります
リスクを把握し、その備えやリスクに強い資産体質を作りたいと思います
ハイパーインフレによる貨幣価値暴落
日本は長期間デフレ状態が続いていました
そしてインフレ率2%の目標を掲げて日銀や政府が施策を打っているものの苦戦しているように、ほとんどインフレ状態は発生していないと言えるでしょう
しかし、未来永劫このような状態とは限りません
ハイパーインフレが発生してしまったら、1億円リタイア 資金を貯めてアーリーリタイア しても、その価値があっという間に1000万になってしまう事もあるかも知れません
そうなってしまうとリタイア 生活は破綻してしまいます
このインフレに対応するには
①インフレを見越した資金を確保する
②インフレに連動して資産価値が変化する資産を持つ
になるでしょう
現実的には、②の対応を取るのがいいと思っています
具体的には、
『一部資金を金として保有』や『インフレに連動する金融資産運用(株式など)』
を一定割合持つ事です
自分は、株式による資産運用を取り入れて行きたいと思っています
円の価値暴落
日本は人口減少が始まり、少子高齢化社会が進んでしまっている社会です
生産性も決して高いとは言えません。国債で借金まみれの国でもあります
いつまでも、円が国際的な通貨として通用するとは限りません
世界的なリスクが高まると安全通貨として円が買われる事が多いですが、ある日突然買われなくなる事もあり得ると思っています
その流れが出来てしまうと一気に円の価値が暴落してしまう日が来るかも知れません
そして、過度な円安が進むと輸入材料の価格が上がり生活を圧迫します
ハイパーインフレとも関係して来るでしょう
円安によって業績が上がる企業もありますが、アーリーリタイア 者からすればリスクです
これに対応するには、
資産を円一択ではなく、他の通貨含めてバランスをとる
事が必要になるかと思います。なんだかんだ言って、USドルかな。アメリカ株も有りですね
資産消失のリスク
サイバーテロ
今の時代、銀行口座や株などの金融商品もほとんどネットで管理する時代となっています
便利で非常にいいのですが、IDとパスワードを盗まれて資産を移動されたり情報を消されたりしたら、あっという間に無一文になってしまいかねません
できる対応としては、
セキュリティー強化&資産を分散する
でしょうか。
自然災害
東日本大震災や阪神淡路大震災のようなことが、いつまた何処で起こるかわかりません
自分は今持ち家のため、住居費があまりかからない前提でリタイア 計画を立てていますが、家が倒壊や半壊・火災による消失が発生してしまったら、生活費にとって相当大きなインパクトになるでしょう
また、家の資産としての価値も無くなってしまいます。地震だけでなく雷による火災、大雪による家屋倒壊、河川氾濫による浸水も可能性としては否定できません。
今の家を失ってしまったら、山小屋などローコストな家に移るしかないかなと思っています
Bライフ生活ですかね
また、色々な地域に小屋を持ってリスク分散するというのも手かと。
課題は資金力ですが。
自然には逆らえませんが、発生してしまった時の対応イメージを少し考えておく必要がありそうです
社会情勢不安定化
例えば、ある日突然日本でテロや暴動が起こって社会情勢が不安定になり、第2次世界大戦の頃のような状態になってしまったら、どうなるでしょうか?
他の人より資産を持っていたら即没収されるでしょう
ここまでくれば、安全な国に海外逃亡を考えた方がいいかもですね
起こらないとは思っていますが、情報のアンテナは高く持っていた方がいいでしょう
まあ、これは考えすぎであることを祈っています
税制/社会制度変更等による負担増加のリスク
税制や社会制度は、毎年のように変更がされています
最近は負担増の印象しかありません
リタイア 後数十年生きていくにあたり、変化が全くないわけはないと思っています
注意してWatchingしておくべき項目を抽出してみました
消費税増加
消費税は現在8%ですが、やがて10%になることが見えています
また、海外の消費税を見てみると日本よりもはるかに高い消費税を科している国もあります
他国の税制を参考に、さらなる消費税UPが図られる可能性は高いと考えられます。
対策は、『消費しない』です
①今よりも節約&ミニマリスト化をすすめる
②買い物に頼らず、自給自足率を上げる
後は、選挙で反対の意思を投票するしかないでしょうか
健康保険料の増額
高齢化社会が進むにつれて、国全体で医療費の負担は増えていくと予想されます
その場合、保険料の増額や自己負担増が考えられます。
対策は、
①地域によって健康保険金額は異なるため、安いところに引っ越す
②所得によって保険料は異なるため、所得と税のちょうど良いバランス点を見つける
年金受給額の減額、受給開始年齢の後ろ倒し
70歳まで現役で働けるだの、人生100年だのと言いながら、年金受給開始年齢の後ろ倒しのお膳立てをやっているように感じます
散々お金を徴収しておいて、死ぬ間際まで受給開始を引っ張るとか、ヒドイ話です。
対策は、
①節約・ミニマリストスキルを磨く
②株式による配当金など年金以外の収入源の確保
もう、年金に頼り切るのは限界でしょうか。
その他税制変化による税負担増加
いつの時代も国や地方自治体は、自分たちの節約は棚に置いてあらゆる手段で税金を取ろうとしてきます
今後、どんな税制が作られるかわかりませんが、税制によってはリタイア 資金の計画が大きく狂うリスクがあります
例えば、
・配当金収入:給与所得扱いに変更→地方税UP、健康保険料UP
・健康なのに働かない人に対する罰則的重課税とか
対策は、
①節税スキルを磨いてうまくかわす必殺技を見つける
②海外移住も視野に考える
くらいでしょうか。
家族関係から発生するリスク
大切な家族ではありますが、大切が故に時として大きくリタイア計画を狂わす事があるかもしれません。
離婚による計画変更・資産消失
早い時期でのアーリーリタイア を計画している人の大半は独身者だと思います
しかし、夫婦でリタイア しようとしている方もいるでしょう
夫婦での生活費は独身の生活費よりも高いものの、1人当たりの生活費に換算すれば独身よりも効率的な場合が多いと思います
この効率的な生活費をベースにアーリーリタイア 資産を構築し、リタイアした後に離婚して資産等分となった場合、リタイア生活は破綻するでしょう
対策としては
①そもそも離婚をしないように、しっかりパートナーをケアしていく
②独身に戻った時のリタイア資金を計算しておいてヘソクリ資金を準備しておく
③まだ結婚していない人は独身を貫き通す・・・
このようにならないことを祈っています
親/家族の介護による精神的・肉体的・資金的負担
介護は非常に難しい問題です
アーリーリタイア 者は、一見すると時間も有りお金もあるため、家族の介護について周りから大きな期待と負担を強いられる可能性があります。
これに対する対策としては、
①介護される人の保険+資産の範囲で対応する
②自分自身の中で、家族の介護費用を明確にして確保しておく
③自分の考え(①,②)を被介護者が元気なうちに話をしておく
介護については、こちらの記事もご参照ください
親戚や友人の借金
①連帯保証人には決してならない
②お願いされても断る勇気を持つ
お金が余るほどあるのであれば協力したい場合もあるかもしれませんが、アーリーリタイア資金にそんな余裕は無いと思います
その他のリスク
リタイア 生活に飽きる
憧れている毎日が休日の生活ですが、いざ始めてみると飽きてしまい辛く感じるようになるかもしれません
しかし、そうなったらなったで、働けばいいと思います。もう、給与をもらうことが目的ではなくなるので、ボランティアなどでもいいでしょう
給与のために働かなくていいということは、選択肢がたくさん広がっているということです
その時にまたやりたい事を探しましょう。
一方でそうならないためにも、リタイアした後にどんなことを実現したいかを予めしっかりイメージしておく事は大切だと思います
やりたいことを書き留めておくと良いのではないでしょうか
自堕落な生活で不健康になる
マイペースな生活を送れるということは、自分自身で生活を正さなければならないということでもあります
これがしっかり出来ないと、自堕落な生活地獄にはまってしまいます
そうならないように、リタイア前にしっかり準備を整えておきましょう
また、健康な生活をしていても大きな病気にかかることもあるかも知れません
その場合は、健康保険の範囲内で出来る事をするしかないですね
そんな状況になった時に後悔しないよう、精一杯リタイア生活を満喫しましょう
まとめ
アーリーリタイア は、安定した収入源が無いため、計画外のことが発生するとリカバリーが難しいと言えます
しかし、心配したらキリがありません
上記の事が発生すれば例え働いていたとしても、立ち行かなくなる人も数多くいるでしょう。
リスク情報に対するアンテナを高く持ち、先回りして対策を打てるものは打ちつつ、何処かで割り切るところを探って行くしかないと思っています。
皆さんも、皆さんなりのリスクを抽出してみてはいかがでしょうか
それでは、また。
Chiritsumo
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